【雑誌なんでもQ&A】『東京カレンダー』の港区おじさんネタはどう作ってるの?
渡邉 翔太さん
株式会社EIGHT’sマネージャー このサロンの求人を見る
『東京カレンダー』に欠かせないのが、「丸の内にゃんにゃんOL」や「港区女子」など、アッパー層をデフォルメした登場人物たち。その中でも好きなのが「港区おじさん」。港区界隈で若い女性におごりまくる金持ちおじさんですが、自分が稼いだお金で多くの女性を幸せにしているんだから、いいお金の使い方でカッコいいと思うんです。そこで、港区おじさんにはモデルがいるのか、実話なのか、どうやってネタが生まれたのか…、将来の港区おじさんを目標としている僕にとっては、すごく興味があります!
答えてくれるのは>>>
『東京カレンダー』編集長の日紫喜 康一郎さん
「港区おじさん」に限らず、デフォルメされた各キャラクターたちにまつわるストーリーは、日々の取材活動の中で実際に見聞きしたり、体験した話に基づきます。フィクション化やモデルケース化をしていますので、実話に近いものという表現が正しいかもしれません。
『東京カレンダー』は、かねてよりグルメを中心とした東京のアッパーなライフシーンを切り取ってきましたが、近年はそこに登場する「人」に意識的にフォーカスを当てています。実際にどういう人たちなのか。追いかけ見えてきたものは、人それぞれのドラマでした。成功を収めた人や目指す人のドラマには、悩みや葛藤だけではなく、必ずと言っていいほどエネルギッシュで前向きな要素が含まれます。さまざまな人や価値観が交錯するダイナミックな街「東京」だからこそ、それらは共感や発見につながるとても有意義なコンテンツになりうるだろうと、私たちは考えました。
成功の定義も人それぞれですから、必ずしもきれいごとだけではなかったりもしますが、それらの多様な「リアル」を肯定し、「誰かにとっては明日へ一歩踏み出す理由となりうるもの」を一つ一つ紡ぎながらコンテンツを作り上げています。
東京カレンダー
レストラン情報を中心にした、東京を遊びつくすためのライフスタイルカルチャー誌。
東京カレンダー/毎月21日刊/800円(税込)