【私的使える雑誌ベスト3】あらゆるジャンルを網羅する雑誌好きが選ぶ3冊
伊藤 奈津子さん
Seagreenスタイリスト このサロンの求人を見る
Seagreenの店内に入ると、太陽と海を感じさせるアメリカ西海岸風のインテリアがまず目に留まる。スタッフみんなが旅好きで、かつて訪れた大好きな風景を感じられるようにと雑貨ひとつひとつにまでこだわって店を作っていったそう。世界各地・日本各地のガイドブックを集めた棚もあるそうで、なんとも旅好きにはうれしい美容院だ。伊藤さんも旅が大好きで、忙しい中にも時間を見つけて、1泊2日の弾丸韓国旅行や3泊5日の弾丸ハワイ旅行をするほどだという。
旅以外に雑誌も大好きで、「雑誌とともに青春があった」と語る伊藤さん。「中学生の時は『プチセブン』の発売を毎月楽しみにしていました。次に『Popteen』に移って、美容専門学校時代は『Zipper』や『CUTiE』の青文字系雑誌にはまっていました。美容師になってからはお客様に雑誌をお出しすることもあって、オールジャンルで目を通すようになりましたね」。その習慣は今も続いていて、「近くに大きな書店があるので、そこで気になる雑誌はチェックするようにしています。『OCEANS』や『Safari』『Fine』といった男性誌も好きなんですよ。月に10冊から15冊は見ていると思います」
そんな華麗なる雑誌遍歴を持つ伊藤さんが選ぶベスト3とは?
1位 Hanako
どんなお客様にでもお出しすることができる
カルテに記載がなくて年齢のわからないお客様でも、年代問わず出しやすい雑誌です。ファッション誌以外を読みたいお客様もいるので、そういう時にも情報誌は重宝します。この周辺の横浜や鎌倉などの特集が組まれることも。近いので行きやすいですし、近くにいても知らなかった新しいお店なども紹介されているので、みんな興味津々で読んでくださっています。バックナンバーもしばらくとっておいて使っていますよ。スタッフみんな旅行が好きなので、「台湾」や「ハワイ」なんかの『Hanako』の旅系のムックも購入して店に置いています。お客様と親しくなるうちに、たとえば「この国が好き」とか「次この国に行きたい」という話をキャッチしたら、「今だ!」と思ってお渡しします。
マガジンハウス/毎月28日刊/750円(税込)
2位 éclat
お客様世代の関心事を知ることができる
『éclat』は自分より上の世代の女性に向けた雑誌なのですが、ちょうどその層のお客様が多く、勉強のためによく読みます。その世代にならないとわからないエイジングのお悩みや、どういったファッションや髪型が流行っているのかなど、お客様の関心事を自分も知りたいと思い参考にしている感じですね。化粧品やサプリなど美容に関するおすすめをお客様から聞かれることも多いので、「そういえば『éclat』にこういう情報が載っていましたよ」と言って一緒に見たり、共通の話題を作ったりするのにも役立ちます。私自身もともと美容が大好きで、お店に美容系の商品もたくさん入れているので、話の流れからご紹介することもあります。
集英社/毎月1日刊/940円(税込)
3位 GOSSIPS
海外セレブの最新情報を日本でもゲット!
これは、個人的趣味丸出しの雑誌です。海外ドラマの「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ゴシップガール」が大好きで、出演者たちの素顔も知りたいと思っていたら、『GOSSIPS』という雑誌があるのを知って読むようになりました。海外セレブのパパラッチ写真が載っていて、プライベートのファッションや人間関係を知ることができるのが面白いです。「意外にこういうスニーカーも履くんだ」とか「この人が持っているバッグだから流行ったんだ」とか「誰と誰が付き合ってるんだ」なんて、完全なミーハー心で読んでいます。
トランスメディア/1・4・7・10月18日刊/予価800円(税込)