【私的使える雑誌ベスト3】自らも興味のある
雑誌だからこそ、 お客様とのコミュニケーションにつながる

小泉 豪さん
Appias代表  このサロンの求人を見る

 

小泉さんの店に置いてある雑誌のセレクトは独特だ。単に客層に合ったものを選ぶのではなく、小泉さんやスタッフが今、関心のある分野の雑誌を買うようにしているという。「お客様目線で雑誌をお出しするのももちろん大事なんですが、会話としては自分たちが知識を持っている内容のほうが深い話を提供できるので、盛り上がりやすいんです。だから、お客様にお渡しした雑誌を話の切り口に、コミュニケーションをとることが多々あります」

つい先日も、料理を作るのが好きな小泉さんは、『オレンジページ』を見ているお客様とその日に作る夕食メニューの話題で盛り上がったそうだ。「主婦の方が多いので、ファッションや美容だけではなく、生活や日常の情報というのもよく話題にのぼりますね。雑誌を見ながら、今夜は何を作ろうかなんていう話をよくしますよ」

「雑誌もお店にとっての武器」だときっぱり断言する小泉さん。「せっかくご来店いただいている間は、髪も心もきれいになるための時間として、僕たちの話や雑誌、お店に置いてあるアイテムで楽しんでいただきたい。そういう意味で、雑誌もお店を選んでもらうちょっとしたきっかけになるかもしれません。大事なきっかけ作りになるのであれば、厳選した雑誌を置きたいと思うし、それを活用しながらお客様との間でいいコミュニケーションをとれるようにしていきたいと思っています」

1 美的
幅広い世代から愛される万能雑誌
美意識の高い女性に好評です。お店で取り扱っている美容機器が掲載されていることもあるので、記事をきっかけにご案内することもあります。お客様も雑誌に載っている商品だというので、より興味を持ってお話を聞いてくださいます。20代から50代くらいまで幅広く出せるのもいいですね。置いておいても「いらない」と言われることのない万能雑誌という印象です。
うちは譜面台のような雑誌置きを採用しているので、お客様が見ているページがたまに目に入ってくることも。気になる情報が載っていたら、あとで見返したりもします。施術中に「最近どんなメイクが流行っているの?」など、お客様から美容に関する質問をされることも多いですから。
小学館/毎月22日刊/570円(税込)

2 オレンジページ
お客様と話が盛り上がる鉄板雑誌
お酒が好きで、自分でおつまみをよく作るんです。そんな時『オレンジページ』を活用しています。手間がかかったけど作った甲斐があったな~と思ったのは、鶏むね肉を使ったチキンナゲット! 雑誌自体が軽くて手軽に持って読めるのもいいですね。月に2回の発行ですが、生活情報で流行り廃りがないものなので、ストックしてちょっと前の号を出しても違和感がなく、コスパが逆にいいと感じています。
お出しするのは30代以降の既婚者の女性が多いんですが、女性の関心事って美容やファッションだけじゃなく、日常における生活の部分も大きいですよね。僕は男ですが、できるだけその目線を持つように心がけていて、『オレンジページ』は参考になっています。年末に載っているお掃除情報は、毎年お客様との鉄板ネタです。最新のお掃除アイテムの話で盛り上がりますよ。
オレンジページ/毎月2・17日刊/400円(税込)

3 Get Navi
男性客に出せる貴重なツール
年代問わず男性のお客様にお出しできるツールとして、すごく重宝しています。ファッション誌もお渡しするんですが、男の人ってメカとか最新家電とか好きな人が多くて。もちろん、自分もそうです。時代が変わるとどんどん新しいアイテムが出てくる中で、トレンドネタとしてお客様との会話にもつながりやすいです。商品の情報ってお店で聞けばわかることかもしれないですが、『Get Navi』は客観的な視点で捉えてくれているので、個人的にも買い物の参考にしています。
学研プラス/毎月24日刊/610円(税込)

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