【雑誌なんでもQ&A】『BRUTUS』の特集の決め方は?

 

設楽 智広さん
TRIELA.店長  このサロンの求人を見る

『BRUTUS』の特集は、アートから食、ファッションに宗教まで本当に振り幅が広い。しかもわかりやすさとマニアックな部分が同居していて、自分がそれほど興味のなかったテーマでも、面白くてぐんぐん読み進めてしまいます。まるで一冊で教科書みたい。
編集部の方が自分の知識や興味から特集のアイデアを出すにしても、限りがあると思うのですが、どのようにあれほど多種多様な特集ネタを出していっているのか気になります!

 

答えてくれるのは>>>
『BRUTUS』編集長の西田善太さん

『BRUTUS』編集長の西田善太です。TRIELA.の設楽店長、ご愛読ありがとうございます。特集の決め方についてのお尋ねですね。隔週誌の『BRUTUS』は年間23冊の特集を作ります。今年も、コーヒー、日本絵画、平成アニメ、ファッション、花束、器から、インテリア、イタリアン…と、自分で見ていても特集の“振れ幅“がすごい(笑)。でも、特集を決めるのはそれほど大変な仕事ではなくて、いつも、パッと決めちゃいます。大変なのは、そこから。どんなふうにオモシロクするかをねちねち考えるんです。そのための秘密は、少ない人数で時間をかけること。特集を作る編集者は1人か2人きり、そして1冊あたりに3カ月くらいかけます。たくさんの人に会って、にわかな専門家くらいに知識を貯めて、一気に特集にするんです。よく言っているのは「みんなで決めたことは正しいけれど、おもしろくない」。

もし設楽店長が気に入ってくれた特集があるとしたらそれは、少ない人数の編集者が「これだ!」と思い込んでまとめたからだと思います。普段から、編集部では「好奇心を人任せにしない」ことを信条に、森羅万象に首を突っ込む好奇心の火だけは絶やさないようにしています。「美容室で『BRUTUS』のアニメ特集を置かれた。よくわかってくれてる!」なんてTwitterを見かけます。お客様の好きそうな特集も、『BRUTUS』ぐらい振れ幅があれば必ず見つかるはず。今後ともぜひともご愛読を!

 

BRUTUS(ブルータス)
毎号とことん掘り下げる特集が魅力の、男性向けポップカルチャー総合誌。
マガジンハウス/毎月1、15日刊/680円(税込)

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